企業の社会的責任を果たすため、アカツキ交通は今後も徹底した企業管理と情報公開に努める所存でございます。 その一環といたしまして、「健康管理手帳」を作成いたしました。 お客様にとっての「より良いサービス」を根幹から見つめ直すため、 先ずはサービスを提供する側の心身の健康を徹底いたします。 |
事故を起こすのは技術的なものよりも、心の問題の方が大きい。人は身体が健康で心が穏やかでないと集中力を発揮しにくい。この心身の安定を保つには自分に克つこと(自分の心が自分の誘惑に負けない、自分の欲望まま流されない)なのですが、この世の中には楽しくて、面白いことがいっぱいあります。これに次から次へとのめりこんでいたら、お金と時間がいくらあっても足りません。酒、ギャンブル、グルメ、テレビ、ビデオ、映画、ゲーム、パソコン、スポーツ等々…。但し、労働した後のストレス解消のために、ほどほどにやるのは必要なことだし、問題はないのですが、夢中になって抑制が効かなくなることが問題なのです。その結果、飲みすぎ、食べすぎ、夜ふかし、朝寝坊、体調不良、やがて病気、借金で首が回らなくなり、集中力に欠け、事故につながる、という図式です。
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」という説がありますが、では過ぎないようにするには何処で線を引くか、ということになりますが、それにはもう少し飲みたい、もう少し食べたい、もう少し…をしたい、という時がやめ時なのです。この時が腹八分目なのですから、ここで辞められれば不幸なことにはつながらない筈。というように自分の心をコントロール出来るようになれば人生は楽しいし、ミストや事故とも縁遠くなり、人は幸せになれるわけです。そのためには、本当は子供の頃から、このような環境で育てないと自然には育ちにくい。でも、これは理想。ですから、今からでも実行できることから一つひとつ実戦して行きましょう。
このことを理解できた人(なろほどと思った人、一つでも実戦した人)は人生観が変わるし、この道は奥が深いから、すぐには到達できるものではありませんが、入口だけでも本当に見つけたぞ、と思う人は理解できない人(馬鹿にしている人)とは、その人生に差が徐々に出てきます。人生は一度しかありません。さあ、あなたが勝ち組に入るか負け組になるかは、あなた次第です。
(株)運輸文研社「タクシー・ダイアリー」より